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不動産物件の購入検討者は、内覧時にこんな箇所を注目しています!

中古マンションや中古戸建を売却する際には、物件を見ないで決める購入検討者(以下、買主様とします。)はほぼおらず、この内覧の結果を最終的な決め手にされる事が非常に多いです。つまりこの内覧時の印象によって、不動産物件が売り出し通りに売れるのか、早く売れるのか、そうでないのかが大きく左右されると言っていいと思います。

内覧をご希望される方は、その物件の外観や隣家の状況や陽当り具合を含めた立地、学校や商業施設などの周辺環境などは、ある程度「下調査」をしている事が多いです。この「下調査」を行なった上で、「内覧をしたい」という希望が出ているという事は、あとは自分の目で実際に確かめて決めようということなので、この内覧の印象次第では購入を決めようという判断にしているという事になります。

そこで、ここでは買主様が気にしている点をご理解頂くことで、買主様自身に良い印象を持ってもらうポイントをご紹介させて頂きます。

目次

【1】まずは「掃除」と「整理整頓」です!

住みながらご売却活動をする事も多く、どうしても生活感が出てしまうものです。
そんな状態でも買主様は内覧をしないと購入を決める事が出来ないのが一般的です。
売主様は、少しでも良い印象を持って頂く為に、
①とにかく部屋を綺麗に掃除する事。
②なるべくお部屋が広く見えるように出来るだけの整理整頓をする事。

日常のお忙しい中でも是非お願いしたい点になります。

1)内覧の第一印象は、玄関です!

買主様が内覧時にまず最初に目にするところは、「玄関」です。
玄関の印象は非常に大切なので、必要のない靴は出来る限り、靴箱に入れてください。
買主様は靴箱の容量も気にされる事が多く、靴箱の中身を見られるケースも多いので、中身についても油断せずに、可能な限り整理整頓をお願いします。
また消臭剤を設置するなど臭いにも注意が必要です。

2)室内の整理整頓や魅力的に映る見せ方について

次に内覧時の多くのパターンとして、リビングに通される事が多いので、リビングやダイニングの印象も大切です。
具体的には、なるべく不要なものは捨てるか、収納に入れるなどして、整理整頓をする事で部屋を広く見せるようにしましょう。
特にリビングは内覧時の印象を決定すると言っても過言ではない為、整理整頓と併せて、カーテンを開ける、明かりをつけるなどして、とにかく開放的な印象を持ってもらうようにしましょう。
また和室が隣接する間取りの場合には、障子や襖の破れも出来れば補修しておいた方が良いです。

3)買主の奥様は、キッチンやトイレもチェックしています。

住みながら売却している場合には、どうしてもキッチンには雑多なものが多くなりがちです。
ただ買主様の奥様は、これから自分は調理したり、配膳するなど実際の生活を想像しながら内覧をしますので、使い勝手の良い広いキッチンに見えるように整理整頓をしましょう。
シンクの水垢や三角コーナーなどの生ごみも掃除して頂くようにお願いします。

トイレやバスルームも日常的に使用していればどうしても汚れてしまうものですが、買主様に良い印象を持って頂く上では、やはり大切な箇所になります。浴室のカビやトイレの黒ずみなどなるべく念入りに掃除するようにしましょう。難しい場合には、費用は掛かりますが、専門業者によるハウスクリーニングを入れるという方法もご検討ください。

【2】内覧時の対応について

物件の内覧時は基本的に不動産会社の担当者にお任せ頂ければ大丈夫です。
ただ内覧時に売主様が在宅の場合、是非売主様へ聞いておきたい、確認しておきたい事もある為、様々質問する事がございます。
この質問が具体的な質問であればあるほど、買主様がこの物件の購入を強く意識している証拠「通称:買いサイン」と言えます。

1)過度な「売りアピール」はマイナスになることも…

買主様は、限られた時間の中でじっくりと見たいという気持ちを持って内覧する事が多い為、売主様からのあまりに行き過ぎたアピールはかえってマイナスになってしまうこともある為、注意が必要です。
あせって売ろうとしているのかとかえって警戒感を持たれてしまう可能性もあります。
多くの不動産会社の担当者は、内覧の終盤に「せっかく売主様がいらっしゃるので、お聞きになりたい事はないですか?」と話を振ってくれるので、質問に対して、的確にていねいにお答えいただけれ大丈夫です。
このような時の買主様からの質問は、ある程度定型化しておりますので、事前に不動産担当者と打合せしておくのも手です。

2)買主様が知りたい主な事柄について。

内覧時に多くの買主様が質問する気になる点・知りたい点は次の通りです。

・日常の買い物はどこまで行っているのか?
・保育園、幼稚園、小学校までの距離感や安全性は?集合場所は?
・隣り近所や上下階の住民はどんな方々か?騒音などどうか?
・町内会などの付合いは?
・物件を売却する理由は?

売主様には直接お聞きにならない質問もあるかと思いますが、実際は上記のような事を購入する上での参考データとしているものです。
内覧時に質問された際には、飾らずにありのまま正直お答えするようにしましょう。
特に「売却理由」は気になる買主様が多く、その理由によっては近隣とのトラブルや生活する上での不安を感じる人も少なくないようです。

※最後に…

いかがだったでしょうか?

前述の通り、買主様にとって内覧は、最後の決め手と言える大きなイベントです。
物件購入に関しての資金計画や周辺環境などが希望通りだったとしても、内覧によって購入を見送られる事も多々ございます。
どうしようもない理由なら諦めもつきますが、売主様のちょっとした工夫やお手間で好印象に繫がる、という事もあります。
基本的に購入を決定させる為の内覧は一度きり、という事が多いので、この一大イベントを是非大切に捉えて頂きたいと思います。

【この記事を書いた人】 (株)ナイスコーポレーション 鴨祐介(かもゆうすけ)

(株)ナイスコーポレーション SUMiTAS安城店 店長の鴨です。

私はこの不動産業界に携わる以前は、住宅会社に勤めておりました。
それもあり、『売り土地』や『中古住宅』をご案内する際には、そのお客様のこれからの暮らしを想定し、的確に物件の魅力をお伝えする事を心掛けております。
物件のご売却やご購入の時はもちろん、それらの取引後もお客様の笑顔が拝見できるお付き合いを大切に皆様の『叶えたい』を全力で応援いたします。

50代に突入してしばらく経ちますが、まだまだ若い営業社員に負けないフットワークと豊富な経験を武器にこれからも益々邁進して参ります。
ご売却をお考えの方!マイホーム探しをされている方!どうぞお気軽にご相談下さい!

保有資格:宅地建物取引士、空き家マイスター、不動産キャリアパーソン、家族信託相談員

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